ウェルビーイングとは「個人が身体的、精神的、社会的に満たされた状態」を表す概念です。
2024年1月、マニュライフはアジア8ヵ国・地域の方々、日本でも1,000人の方々にアンケートを実施しました。この「Asia Care Survey 2024」では、人々が現在および将来の身体的、精神的、および経済的な「ウェルビーイング」をどう捉えているか、そしてマニュライフがどのようにサポートができるかを調査しました。
マイフューチャー・レディネス・インデックス(将来準備指数)から、多くの日本の回答者は、身体的、精神的、および経済的なウェルビーイングについて、望む将来のレベルまで達成できないのではないかと予想していることがわかりました。
日本の回答者は10年後の経済的ウェルビーイングについて最も準備されていないと感じており、「望む将来」と「予想する将来」との開きは23ポイントにのぼりました。また、日本の回答者にとって、身体的ウェルビーイングが最も重要で、精神的ウェルビーイングは最も重要ではない、と考えていることがわかりました。実際には、精神的ウェルビーイングは将来の身体的な不調にもつながる可能性もあるため、将来の総合的なウェルビーイングにとって重要な指標です。
日本の人々がどのような問題を抱え、チャレンジしているのか、もっと掘り下げて見ていきましょう。
あなたの将来準備指数は? 計算してみる
ヘルスケアニーズは年齢と共に増えていくため、老後の計画をする際には適切な医療保障を確保することが極めて重要です。しかし、回答者の52.8%は雇用主からの医療給付と保障は十分ではないと感じています。*1 回答者の63.0% は将来の経済的ウェルビーイングを引き上げるために雇用主からの退職および年金給付を補完する必要がある、と考えています。*2
上表の結果によると、回答者の45.1%, 13.6%, および12.7%がそれぞれ医薬品、通院、および歯科治療の医療費において、上昇の影響があると感じています。これらの費用は過去12か月間で、医薬品は39.6%、通院は36.9%、および歯科治療は29.4%がそれぞれ10%ほど増加しているように感じると答えています。*3 これらの要因には新技術、人件費の上昇、およびインフレの影響があるといえるかもしれません。
日本の回答者は全体にわたり、上昇する医療費の影響を和らげるためさまざまな方法を取っています。過去12ヵ月で、回答者の33.9%が健康を保つため食生活に気を付け、運動量を増やしています。また興味深いことに、回答者の3.5%は医療費の上昇の影響を和らげるために、より保障や給付が厚い、より高額な保険料の医療保険プランを選択すると答えました。そのほかの回答に、オンラインで医薬品を購入した人は8.0%、より安価な医療サービスを利用した人が6.8%、保険料が安く、保障や給付が手軽な医療保険プランを選択した人が4.2%、そのほかの行動をとった人は0.7%、上記いずれでもないと回答した人は32.2%となりました。
回答者の32.2%は何も行動をとっていないことがわかりました。*4 上表の結果によると、主な理由は、過半数の人はどうしていいのかわからない、と答えています。どこに専門的なアドバイスを求めたらよいかわからず、実行に移せないでいます。一方で、10.7%はそれでも最高の医療を受けたい、お金は二の次だと答えています。
調査名:Asia care survey 2024/調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年1月~2月/対象地域:アジア(日本、香港、中国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム)/回答人数:25~60歳の男女 アジア8,400人、うち日本1,000人
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MLJ(CMD)24060460