コンプライアンス

マニュライフ生命では、コンプライアンス（法令等遵守）を経営の最重要課題の一つと位置づけ、全役職員が日常業務の遂行においてコンプライアンスを遵守するようコンプライアンス態勢の確立と強化を図っています。

基本方針

マニュライフ生命は、誠実さとプロとしての自覚をもって業務を行うことを通じて最高の価値を創造し、お客さまに提供することを目指しています。そのためには、業務に関連する法令等の内容だけでなく、どのようにしてコンプライアンス態勢を構築し確立するかの枠組みを含めて、全役職員等へ浸透・定着するよう継続した取り組みを行なっていく必要があります。当社はコンプライアンスを経営の最重要課題の一つと位置づけ、組織体制を整備し、必要な知識と経験を有する人員を配置し、役割と責任を明確にすることを通じてコンプライアンス態勢の確立と強化を図っています。

コンプライアンス態勢

当社は、コンプライアンスを一元的に管理する機関として「コンプライアンス委員会」を設置し、コンプライアンスに関わる重要事項について審議・検討を行っています。その取組状況を取締役会およびリーダーシップ・チーム・ミーティングに報告し、経営陣による課題の共有化が図られる態勢を構築しています。また、チーフ・コンプライアンス・オフィサー（CCO）を統括責任者とし、本社各部門ならびに各地域の営業拠点に配置しているコンプライアンス担当者に対し、コンプライアンスに関する指導および支援を行うことでコンプライアンス態勢の強化を図っています。
当社が策定する「コンプライアンス・プログラム」では、各部門でコンプライアンスリスクを把握・分析し、コントロールする機能の強化を図る目的で主体的・自律的に各部門で改善計画を立て、実効性のあるコンプライアンス態勢の推進に取り組んでいます。
特に、保険募集管理態勢の分野では、社員向けのコンプライアンス研修、新商品開発や募集文書作成時の審査、コンプライアンスに関するデータ分析や重要指標のモニタリング、代理店検査や適時の不祥事故疑義の調査等、保険本来の趣旨を逸脱した募集が行われないための態勢および不祥事件等の早期発見のための態勢を確立し、コンプライアンス・顧客保護を重視する健全な組織風土の醸成を目指しております。
また、グローバルに事業展開する金融機関グループに属する当社は、経営陣の主体的かつ積極的な関与のもと、マネー・ローンダリング対策／テロリスト資金提供対策を推進し、実効的な管理態勢の構築に努めています。さらに、金融機関において国際的な税務コンプライアンスの対応が求められていることを受け、当社では、いわゆる実特法および米国の外国口座税務コンプライアンス法（FATCA）を遵守する態勢を整備しています。
このほか、当社は、諸外国の関連法令が域外適用があることを踏まえた贈収賄等の不正防止にも取り組んでいます。