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お客さまへの誓いの具体的な取り組み事例

日本語/English

 

お客さまへのサービス向上のため、常にお客さまの目線で物事を考えることをお約束する
「お客さまへの誓い」を策定し、以下のような取り組みを進めています。

 

I.「カスタマー・セントリシティ」の推進および定着化

II.お客さまへの最善のアドバイスと解決策の提供

III.お客さまに末永くおつきあいいただくための取り組み

 

 

「お客さまへの誓い」はこちら

I.「カスタマー・セントリシティ」の推進および定着化

【金融庁原則2,6,7】

1. お客さまの声を反映した継続的・構造的な改善の取組

お客さまの声や評価からお客さまのニーズをより深く理解し、よりご満足いただけるサービスを提供するため、「ネット・プロモーター・スコアおよびシステム(NPS®)」を導入しています。「NPS®」は、お客さまがマニュライフ生命とのあらゆる接点におけるお客さま体験を通じて感じた満足度と顧客ロイヤルティを数値で評価し、継続的な改善につなげるものです。

当社では「NPSアンケート」でいただいた評価とフィードバックに加え、コールセンターや営業所、代理店などさまざまな窓口をとおしてお寄せいただく声からも、お客さまの率直な心情を理解したうえで、日々改善を行い、より良いサービスの提供に努めています。

【2023年度の取組】

  • お客さまのニーズをNPSに関連するものと顧客体験(CX)に関連するものとに分け、改善活動や新規開発を推進しました。また、より一層お客さまのニーズや視点に根ざした情報提供を推進するため、「カスタマー・コミュニケーション・プログラム」という部門横断的なお客さまへのコミュニケーション推進体制を構築し、情報提供の内容および方法の質を向上させました。
  • お客さまをさらに知り・考える機会を提供するため、本社社員を対象に「カスタマー・ファースト・イベント」を開催しました。
  • 経営層およびお客さまサービスに係るシステム開発プロジェクトのメンバーを対象としてHuman Centered Design(HCD)の研修を実施しました。HCDとは、システムを設計する際に、ユーザーの利便性やニーズに合わせて設計するというものです。HCDの方法論を推進中のプロジェクトに活用することで、お客さまのニーズを的確に捉えたより良いサービスの提供を目指しました。社員一人ひとりがお客さま視点に立った問題解決に取り組むことにより、全社的なサービス品質の向上を図りました。
  • HCDを導入したことにより、お客さま視点での改善を日々の業務に組み込むことを目指して、顧客調査の需要と重要性が増しました。こうした社内需要に応えるため、調査・分析プロセスを見直し、ベンダーを活用しました。これにより、顧客視点での改善活動や開発体制を強化しました。


2.
社員への教育・研修
「セールスよりコンプライアンスを優先する文化」を醸成していく活動を推進するための教育・研修を継続して実施しています。

【2023年度の取組】

  • 「セールスよりコンプライアンスを優先する文化」の醸成するため、全社員向けのカルチャー醸成研修を2023年度も実施し、全社員が受講を完了しました。
  • 全役職員を対象にコンプライアンスに関する知識の定着、コンプライアンス意識の更なる醸成を図るため、e-learinigを活用したコンプライアンス研修を年間を通じて実施しています。
  • 営業部門においては、「保険本来の趣旨を逸脱するような募集防止」に関するコンプライアンス研修を実施しました。この研修により、過去の実例に加え新たに検知された不適切な行為等への適切な対応や、当社を取り巻く様々なリスクに対する理解を醸成しました。この研修や意識調査をもとに「保険本来の趣旨を逸脱した募集行為に対する意識が職員に浸透しているか」を測定し、PDCAを回してこの研修の改善を図りました。
  • また、新人営業職員の教育強化のため、各拠点にトレーナーを配置しサポートできる体制としたことで、各営業拠点や新人営業職員の状況に適した質の高い教育を提供できるようになりました。 

II. お客さまへの最善のアドバイスと解決策の提供

【金融庁原則3,4,5,6】

1.コンサルティング力の向上に向けた取組

お客さまへの最善のアドバイスと解決策の提供を実現するため、代理店や営業職員の教育に継続的に取り組んでいます。

【2023年度の取組】

  • 代理店において、外貨建保険および変額保険について正しい知識を有し、広範な金融リテラシー知識を持つ「ソリシター・ホールセラー」を育成しています。これにより、代理店募集人の金融リテラシーを向上させ、お客さまの夢や希望の実現に寄与していきます。
  • 老後資産形成のシミュレーションが可能なツールを導入しました。これにより、よりお客さまのニーズに適したご提案ができるよう、営業職員の提案力強化に継続的に取り組んでいます。


2.
お客さまの利益の保護

利益相反のおそれがある取引をあらかじめ特定・類型化し、具体的な管理方法を利益相反管理方針および規程に定め、教育・研修を実施しています。

【2023年度の取組】

  • 2023年度においても、「利益相反管理⽅針」および「利益相反管理規程」の内容を遵守するために全役職員向けに研修を実施しました。今後も社員に対して必要な教育・研修を継続的に実施し、お客さまの利益の保護につとめます。

 

3.費用などの開示

特定保険契約については、お客さまの投資判断に影響する重要な情報として、負担いただく費用を保険募集時の資料(「契約概要」「注意喚起情報」など)に記載しています。

【2023年度の取組】

  • 外貨建一時払商品を取り扱う新規の金融機関に対し、お客様が負担される費用や代理店手数料など必要な情報を掲載した「重要情報シート」を提供しています。「重要情報シート」は正確で誤解を生まない記載につとめ、お客さまへの有益な情報提供に取り組んでいます。
    なお2024年度は「重要情報シート」を改訂し、記載内容の充実を図る予定です。

 

4.募集代理店手数料体系の改定

お客さまの利益を最優先した業務運営を募集代理店業務の「質」ととらえ、募集代理店手数料の水準に反映する仕組みとしています。

【2023年度の取組】

  • 募集代理店における業務品質の向上を目的として、一般社団法人生命保険協会による「代理店業務品質評価運営「業務品質評価」の運用が2022年度より開始されました。その運用の趣旨を踏まえ、当社では2023年7月に「代理店ガバナンスクラス」の評価基準を改定いたしました。
  • 手数料体系について、詳しくはこちらをご覧ください。

III.お客さまに末永くおつきあいいただくための取り組み

【金融庁原則5】

1.マイページの改善

ご加入中の保険契約の確認や、各種保全手続きが可能なご契約者さま専用ウェブサイト「マニュライフ生命 マイページ」について、登録及び利用の促進、機能拡大の取組みを継続しています。

【2023年度の取組】

  • 2023年4月、「こだわり変額保険」の契約内容照会に関する画面表示の一部を変更しました。これにより、積立金残高や解約時お支払い金額などお客さまが確認したい項目についてより分かりやすくご確認いただけるようになりました。
  • 2023年7月より、お客さまの利便性向上の取り組みとして、マイページから自動応答システム「チャットボット」がご利用いただけるようになりました。「トップページ」および「契約詳細画面」の右下にチャットボットが表示され、カテゴリ一覧から質問したい内容を探すことや問い合わせの多い質問について確認することができます。
  • 2023年10月より、マイページから生命保険料控除証明書の電子データ(XMLファイル)の提供を開始しました。ダウンロードしたファイルは所定の手順を行うことで生命保険料控除証明書としてご利用いただけます。

 

 

2.帳票などの改善

お客さまにとって、シンプルでわかりやすい募集資料や契約情報の提供に努めています。

【2023年度の取組】

  • UCDAアワード2023(一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会主催)のデジタルカテゴリにおいて、「こだわり個人年金(外貨建)」のデジタルパンフレットであるラクシルnaviが最優秀賞にあたる「UCDAアワード2023」を受賞しました。また、UCDAの認証取得実績や社内外でのUCD(ユニバーサルコミュニケーションデザイン)推進活動など、企業の1年間のUCD活動を表彰する総合賞において、金賞にあたるゴールドを獲得しました。マニュライフ生命がUCDAアワードにおいて受賞するのは9年連続9度目で、最優秀賞にあたる「UCDAアワード」の受賞は5年連続です。エントリー対象物としての9年連続受賞はアワード史上、当社が初めてとなります。
  • お客さまにとって、シンプルでわかりやすい募集資料や契約情報を提供できるように、2022年度から社内においてスタートした「UCDチャレンジカップ」というツールコンテストを2023年度も行い、UCDAアワード2023のエントリーに向けた資料の選定を行いました。

お客さまへの「わかりやすい情報提供」のために

 

3.申込プロセスのデジタル化

申込手続きの見直し、画面の分かりやすさ、操作性の改善など、お客さま目線の改修を行い、申込プロセスのデジタル化を推進しています。

【2023年度の取組】

  • 2023年度においては、総販売件数の約7割においてデジタル申込をいただいております。
  • パンフレットや約款、注意喚起情報など申込時にお客さまにご説明しお渡しする帳票類もデジタル化を実現済みであり、デジタルでの受け取りを選択されたお客さまは受け取った帳票を「ご契約者さまウェブサイトマイページ」上でいつでも確認できます。

 

 

4.コールセンターの応対品質の向上

【2023年度の取組】

  • 当社はコールセンターの応対品質において高い評価をいただいており、HDI-Japanが主催する「クオリティ格付け」において、2016年より最高評価の『三つ星』評価を獲得しています。
  • 2023年度は、多様な要因によって発生しうる急激な入電増加にも耐えることが出来るよう、オペレーターに依存しないサービス体制を構築するため、1)入電量のマネジメント、2)受電体制の拡充、3)オペレーターの生産性の向上、の3つを柱とした改革を昨年に引き続き実施しました。
  • 2024年以降も改革に継続して取り組み、コールセンターの対応品質のさらなる向上を図ります。


5.業務管理の強化

お客さまに末永くおつきあいをいただくために、業務の管理を強化し、事務ミスを低減させます。

【2023年度の取組】

  • 保険業務のデジタル化を継続して促進し、お客様にとっての利便性を向上させるとともに、事務ミスの低減を実現しました。
  • コールセンターにオペレーター用のナビゲーションツールを導入したことにより、コールセンター業務における事務ミスは大幅に減少しました。
  • このほか、保険業務部門全体の事務リスク管理フレームワークに基づき、内部統制の自己評価、事務ミス対応の改善、全職員へのトレーニングなどを計画に沿って実施しました。